院長のあいさつ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　芳野病院　院長　沼　　義則

　当院は、岡山県の県北に位置する病院で、開業100年以上も続く老舗の病院でもあります。地域に根差した医療をモットーに、特に高齢者医療に力を入れております。
昨今の医療情勢の厳しさはどこも同じではありますが、そんな中でいかに効率よく地域の役に立ち、そしていかにしてほかの医療機関との差別化を図るかということが喫緊の問題であります。そのためには「芳野ブランド」を作り上げていかなければなりません。
「芳野ブランド」とは、病める人に「手をさしのべてささえる」という理念のもと、とことん患者さまにやさしく、手を触れあう医療、確かな知識に裏打ちされたひたむきな医療、そして良識に基づいた誇りすなわち品格のある医療のことであります。
しかし、この理念を実現するには、職員全体のモチベーションの維持、スキルの向上が必須であります。そのためには、優秀な人材の確保が何より大切であり、働きたくなる病院、働きやすい病院を目指していかなけらばなりません。
これからは高齢者の人口は増える一方といわれており、ますます高齢者医療は重要となっていきます。それまでに職員一人ひとりが、今何をすべきかよく考え、県北における地域医療、特に高齢者医療の最後の砦であることを認識し、職員一丸となって頑張っていきたいと考えています。