時間を意識すること
以前から、茶飲み話に「時間」を話題にすることが度々ありました。私が気に入った著名人の格言のいくつかをご紹介したいと思います。
「うまく使えば、時間はいつも十分にある。」- ゲーテ
「明日死ぬかのように生きよ。永遠に生きるかのように学べ。」- マハトマ・ガンジー
などです。総じて時間の大切さ、時間は自ら作るものと戒める言葉が多いです。
地域医療、介護を担っている私たちにとって今、時間を意識することが何と多いことでしょう。
少子化、団塊の世代の高齢化とその先の人口減に関連することが最大の要因で、事業経営から日常業務にまで影響しています。厚労省も医療介護関連団体からも、喫緊の課題が山積し、時間がないと頻繁にメッセージが送られています。短期間に無駄なく対策を築かなければいけません。その対策の内容にも時間を意識した項目が含まれています。すなわちICT《information and communication technology》情報通信技術やAI《artificial intelligence》人工知能などのテクノロジーを利用した業務支援で時間を作り、限られた専門職員数で人が行うべき業務をこなしていくこと。また働き方改革、地域医療構想、地域包括ケアシステム構築なども多くは時間との闘いであります。また、当法人共愛会で一昨年から取り組んでいるACP《Advance Care Planning》も人生最終段階の人の限りある人生のQOLを高める役割もあることなどで、多くの部分が時間を意識したものです。
私たちのホームページに訪れていただいた皆様も、ぜひ時間を意識してご活躍下さい。
「未来はすでに始まっている。」- ロベルト・ユンク
令和元年5月10日
一般財団法人 共愛会
理事長 藤本 宗平